今年8月に地元の厳選された食材をふんだんに使い「大津の野菜を丸ごと盛り込んだ究極の地産地消カレー」として話題を呼んだ「大津まるごとカレー」第2弾の試食会が10月21日、びわ湖大津観光協会(大津市春日町)で行われた。
今回の企画は、食品製造・販売を手がける「いのうえ」(丸の内町)と同協会、JAレーク大津(打出浜)、経営コンサル会社「サークルワークス」(湖上が丘)、びわ湖大津経済新聞(におの浜4)が共同で行うもの。
第2弾となる今回のカレーの具材には、大津産のサトイモ、ニンジンのほか、大豆などを使う予定。前回、比良スイカ、比良みそ、コマツナなどを隠し味に使うなどして話題を集めたカレールーは今回、「近江米の米粉や大津産の柿、ハチミツなどを入れてまろやかな味にしたい」(井上さん)という。
サークルワークスの松井敬樹社長は「前回のカレーとはまた一味違うものを作りたい」と話し、びわ湖大津観光協会の松浦康之さんは「一つひとつの具材の中には生産者の思いも詰まっている。作る過程や大津とのゆかりも出していきたい」と話す。JAレーク大津営農部課長の市川俊次さんは「サトイモや大豆などカレーは今回のカレーとマッチしていると思う。いい具材を選びたい」とも。
井上さんは「それぞれのアイデアを生かし、1カ月で品切れとなった第1弾を上回るものを作り大津をPRしていきたい」と意気込む。
カレーはレトルトパック1食入りで価格は630円を予定。11月中旬の完成を目指す。