大津にゆかりのあるロボットクリエーター高橋智隆さんが3月25日、大津市民会館(大津市島の関、TEL077-525-1234)で「ロボットと暮らす未来を創る」と題した講演を行う。主催は大津おやこ劇場(浜大津4、TEL077-525-4578)。
高橋さんは大津市にある比叡山中学校の卒業生。京都大学工学部在籍中からロボットづくりに取り組み、2003年にロボットの技術開発・製作・デザインを手がける「ロボガレージ」を設立。2004年に代表作「クロイノ」がアメリカ「TIME」誌の「最もクールな発明」に選ばれ、ポピュラーサイエンス誌では「未来を変える33人」の1人にも選ばれた、世界で活躍するロボットクリエーター。
高橋さんが制作するロボットは、幼いころに大好きだったというアニメ「鉄腕アトム」などの影響を受け、流線型でかわいらしいデザインが特徴。2008年7月には源氏物語千年を記念して開催されたイベントで紫式部をイメージしたロボット「MURASAKI」を発表した。
当日は、髙橋さんがロボットクリエーターとして活躍するようになった経緯について約45分にわたり講演するほか、実際にこれまでに髙橋さんが制作したロボット3台を持ち込みデモを行う。講演後は質疑応答の時間も用意する。
大津おやこ劇場事務局の渡辺さんは「大津で育ち、現在世界を舞台に活躍する高橋さんの話を直接聞くことができる大変貴重な機会。子どもにはもちろん、その夢を応援する大人にとっても興味深い講演会になるのでは」と期待する。
開場13時30分、開演14時。料金は、前売り=900円、当日券=1,000円。入場は小学生以上に限る。