大津市を走る石山坂本線で7月2日より、生ビール飲み放題の「昭和レトロ ビールde電車」の運行が始まる。
今年1月末から3月中旬に運行した「おでんde電車」が常時予約で満席になるほどの人気だったことを受け、「夏にも同様のイベント電車を行いたかった」(同事業部運輸課の堀井恵三さん)と運行を決めた。
今回のテーマは、同社社員公募で決まった「昭和レトロ風」をコンセプトに、車両には赤と茶色を使ってレトロ風のラッピングを施し、今月10日よりPRを兼ねて運行している。「すでに予約が入っている。平日も毎日運行するので多くの人に乗っていただける」(堀井さん)と期待を寄せる。
電車は浜大津駅出発後、坂本駅と石山寺駅でトイレ休憩して折り返し、浜大津駅に戻る所要時間約1時間40分のコース。電車の外観に「ビールde電車」などの文字をあしらい、車内をテーマに沿った装飾で演出する。乗客には弁当・駄菓子を用意するほか、ビールや酎ハイなどを飲み放題で提供する。「持ち込みも自由なので、おつまみや好きなお酒などの持ち込みもOK」。
同企画を担当する堀井さんは「飲み放題で弁当も充実し、運行日数も60日間に倍増している。まだ秘密だが、イベント時の車内の装飾にはこだわりたい」と話す。「夏のひとときを京阪電車に揺られて、のんびりとビールを味わってもらえれば」とも。
18時24分浜大津発。料金は3,000円(飲食代含む)。運行は9月5日まで毎日運行(8月5日~11日は運休)。