浪乃音酒造(大津市本樫田1)など県内有数の6蔵元の酒かすを利用したユニークなスイーツ 「湖(こ)のくに生チーズケーキ」が8月3日、発売された。
デザイナーチーム「Team coccori(チームコッコリ)」がネーミング、パッケージデザインなどをプロデュースした。製造は社会福祉法人あゆみ福祉会(東近江市)内にある独自ブランド工房「chou-chou(シュシュ)」。主に地産地消をコンセプトにした食品作りを手掛けており、今回の生チーズケーキにも各蔵元の大吟醸、純米大吟醸などの酒かすをぜいたくに使っている。もともと日本酒を使い焼き菓子などで試作を繰り返していたが、焼くことによって風味や香りが失われてしまうなど、試行錯誤を重ねること一年余り。そこで注目したのが酒かすだった。
同工房リーダーの大野真知子さんは「酒かすは腐らず、麹菌が生きている素晴らしい素材だと感心した。日を追うほどにケーキのまろやかさが増す不思議なスイーツ」と自信を見せる。
生チーズケーキは、各銘柄入りの利きちょこを容器にして販売する。「銘柄によって味や香りがさまざま。利き酒ならぬ利き酒かすを楽しめるのもこの商品の魅力」とチームコッコリ代表の市田恭子さん。
6銘柄の生チーズケーキと酒かす入りビスコッティのギフトセットは3,800円。プラスチック容器入りの単品商品は290円で販売する。詳しくはホームページで確認できる。