プロバスケットボール・bjリーグ滋賀レイクスターズ(大津市におの浜4)が9月2日、2012-2013シーズンの新チーム発表記者会見を滋賀ダイハツ販売栗東店(栗東市)で開いた。会見は一般に公開し、報道各社のほかシーズン開幕を待ちわびる約120人のブースターが集まった。
会見は坂井信介代表兼GMとアラン・ウエストオーバーヘッドコーチ(HC)のあいさつの後、コーチングスタッフ、新規契約5選手を含む全12選手が紹介され、一言ずつあいさつした。bjリーグ参入5年目となるシーズンに向け新スローガンを「ONE FOR LAKES ALL FOR SHIGA-全ては滋賀のために-」と設定。併せて、新ユニホームもお披露目された。
冒頭のあいさつで坂井代表は「2年目、3年目、4年目とあと一歩のところで有明(プレイオフファイナル4進出)を逃し悔しい思いをしてきたが、その間、十分なステップアップができた。アランHCとは2年契約を結んだ。シャッフル・オフェンス、激しいディフェンス、クレーバーなプレーをさらに成熟させチャンピオンシップを目指す。新シーズンを楽しみにしてほしい」と意欲を見せた。
アランHCは「すでに選手たちは毎日4~5時間の練習を重ね努力している。ウエスタンカンファレンス(西地区)はレベルも高く厳しいシーズンになると思うが、自分たちのプレーをしていくことが大切。今の時期に優勝を語るのは早いと思うが、まずは開幕初戦の勝利が大事」と厳しくも自信に満ちた笑顔で語った。
埼玉ブロンコスからの移籍となる寺下太基選手(32歳、190センチ、フォワード)は東日本大震災後、レンタル移籍で滋賀レイクスターズに在籍した経験を持つ。入団について、「熱狂的だが純粋にバスケを楽しむブースターが多い素晴らしいチーム。昨年33勝と強いチームでもあり、入団をうれしく思っている」と感想を述べた。
レイクスターズは昨シーズン33勝とチーム史上最多の勝ち星を挙げ西地区4位。プレイオフカンファレンスセミファイナルで沖縄ゴールデンキングスに負け惜しくもプレーオフファイナル4(会場=有明コロシアム)進出は逃した。悲願の有明に向けての開幕戦は10月13日、アウェーでの宮崎シャイニングサンズ戦。開幕に先立ち、京都ハンナリーズ、浜松・東三河フェニックス、大阪エヴェッサの3チームを滋賀に迎え9月15日・16日・17日の3日間、滋賀県立体育館でプレシーズンゲーム「成基カップ2012」に臨む。詳しくはホームページで確認できる。