建部大社(大津市神領1)参道で2月17日、「第4回唐橋しじみ市with勢多市(せたのいち)」が開催された。
肉厚の身とうまみが多いことで知られる「瀬田しじみ」。1杯100円で「しじみ汁」が味わえる。
参道には軽トラックやテントなど30以上のブースが立ち並び、来場(主催者発表)した約1500人が地域の旬の物産や特産品を買い求めた。
以前から唐橋商店街ハッピー瀬田を会場に月1回行われていた「唐橋しじみ市」と合同で昨年11月にスタートした同市。瀬田商工会絆つくり経営検討委員会が中心となって、「買い物弱者支援」「地元振興」「商店街連携」などを目的に開いている。計画では、3月まで月1回、計5回の開催としているが、今回実施したアンケート結果により継続開催も検討するという。
この日は、瀬田町漁協の「しじみ汁」「獲れたてのしじみ」、唐橋うをい「うなむす」「うなぎ蒲焼」、山形屋重右衛門「近江しゃも唐揚」「うなぎ丼」、ノエルしごとの家「クッキー」、あみ定「えび豆コロッケ」など地元の特産品のほか、かまぼこ老舗大友(大津市中央)「しじみ天」、川田商店(近江八幡市)「わかさぎの天ぷら」、梅安(大津市大萱)「近江牛ホルモン唐揚げホソカラ」などを販売。表具ギャラリー数寄和(大津市中央)は「書手紙体験」を行ったほか、源内峠遺跡復元委員会による展示、JAレーク大津による地場野菜・花などの販売もあり、人気を集めた。
瀬田商工会の川瀬成行さんは「地元振興はもちろん、個人商店の閉店などで高齢者が買い物困難になっている。それを支援する目的でシャトルバスを運行。新鮮なおいしいものを購入いただけることで好評を頂いている。3月までの計画だが、アンケート次第では続行したい。次回も、ぜひご来場いただければ」と呼び掛ける。
来場していた40代の夫婦は「毎回来ている。特に瀬田しじみは地元にいながら、なかなか口にする機会がないので必ずしじみ汁を楽しみ、しじみを買って帰る」と話す。
次回開催は3月17日。開催時間は9時~12時ごろ。近隣5カ所の市民センターを巡回するシャトルバスも運行される。小雨決行。売り切れ次第終了。