NPO法人「滋賀いのちの電話」(TEL077-553-7387)が開局5周年を記念して市民連続講座を開催する。来年8月には全国に先駆けてインターネット電話「スカイプ」や無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使った電話相談も可能となる。
同NPOは毎週金曜・土曜・日曜の10時~22時、無料で電話相談を受け付けている。自殺予防を目的に、いじめや人間関係などさまざまな悩みを聞く。
講座は「ここいろこうざ」の名称で、全4回を予定。5月11日=「心理学を楽しんでみよう(講師=メンタルヘルスコンサルタント・丸本敏久さん)、6月15日=「大丈夫一人じゃないからね」(同=ちいままカウンセラー・稲垣利香さん)、7月13日=「コミュニケーションおきづきこうざ」(同=滋賀いのちの電話研修委員・奥村千寿子さん・新納京子さん)、9月7日=「今始めるその一歩(同=第1回と同じ)。
同NPO藤波哲理事は「開局5周年に感謝を込めて皆さんに身近な心理学講座をお届けします。知っておくといろいろ便利なお役立ち講座。聞けば答え、聴けば応え、訊けば考える。こころの秘密をちょっと種明かしします。お気軽にご参加ください。」と受講を呼びかける。
会場は第1回、第2回=大津、第3回、第4回=草津で、開催時間は10時~12時。定員は先着100人で受講無料。参加は1回でも可能。氏名、電話番号、居住市を記載のうえ、ファクス(077-552-1281)かメール(sind@gaia.eonet.ne.jp)で申し込む。問い合わせ先は同NPO理事・藤浪哲さん(TEL 050-5532-8364)まで。
同NPOは、2013年度(2013年10月~2015年3月)大学生・院生のインターン養成講座(無料)のほか、電話相談員養成講座(有料)受講生も募集している。インターンは、大津市の中学生の自殺を受けて、スカイプやLINEを利用し、同じ目線で寄り添える感性の近い相談員を育成することが狙い。詳しくはホームページで確認できる。