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石山商店街で「おかみさん朝市」-にぎわい復活への思いを胸に開催

石山商店街の活性化を願う「おかみさん」たちが笑顔で立つ朝市

石山商店街の活性化を願う「おかみさん」たちが笑顔で立つ朝市

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 石山商店街のJR石山駅前「ミート&デリカ・カワニシ」前の路上で4月10日、「おかみさん朝市」が開催され、開店時から多くの客でにぎわった。

毎月1日1,000部発行の「おかみさんだより」

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 商店街8店の「おかみさん」会が運営する同市は、各店が食料品や雑貨、化粧品などの商品を持ち寄り、卸業者の協力も得て、新鮮で安い野菜や果物も並べる。1回で約300品が売れるという。今回は無料で「わらび餅」も振る舞った。

 衣料品店を営む同会代表の古尾谷徳子さんは「商店街の活性化を目的に頑張り始めて10年。一番若い人でも60代になった。当初の目標も達成できたように思う。各店の情報や『おかみさん』の近況を載せた『おかみさんだより』も間もなく100号に達する。ここで生まれ育ち、子どものころ、たくさんの客でにぎわう商店街の様子を2階の窓から見ていた。今でも7月開催の『夏の夜市』では、そのころのにぎわいが戻ってくる。昔の通りにはいかないが、商店街に大根一本でもないと困る。マンションが増え、郊外型の安いスーパーへ買い物に行く人が増える一方、高齢化が進み、いずれは困ることになる。だから商店街を存続させたい」と話す。

 「おかみさんだより」は毎月1日1,000部発行。200部を石山駅前で、800部を近隣に同会員自らの手で配布。正月は新聞折り込みにする。手書きの原稿を印刷し、手作業で製版している。毎月楽しみにしている読者も多く、家庭内の状況なども書くことがあるため、「話をしたこともないお客さんから声を掛けてもらうこともしばしば。楽しみながらやっている」という。

 次回開催は5月15日(小雨決行)。開催時間は8時30分~昼(無くなり次第終了)。6月2日には毎年恒例の「落語会」を開く。開催時間は13時30分~15時30分(13時開場)。会場は松原自治会館。料金500円(お茶、お菓子代を含む)。チケットは5月15日から朝市、同会店舗で販売。問い合わせは「やまます」(TEL 077-534-9531)の古尾谷徳子さんまで。

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