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大津でフェルトとキネティックアートのコラボ展-ワークショップも

町家を改装したギャラリー内で作品に囲まれながらワークショップが開かれた

町家を改装したギャラリー内で作品に囲まれながらワークショップが開かれた

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 大津のギャラリー「ギャルリーオー」(大津市中1、TEL 077-521-4515)で現在、羊毛フェルト作家の友永晶子さんとキネティックアートを手掛ける藤原正和さんのコラボ作品展「ヒツジのかわをかぶったムシ」が開催されている。

ワークショップ参加者が作った「カプセル虫」

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キネティックアートとは動く美術作品または動くように見える美術作品のことをいう。藤原さんは電気工事技術士の経験を生かし、キネティックアートを中心に活動する作家。今回の作品展では、藤原さんの新作に友永さんの羊毛フェルトで彩られた作品を展示している。

 22日には藤原さんの虫をテーマにした「カプセル虫」を作るワークショップが行われた。「カプセル虫」とは、その名の通り、薬などで使われれるカプセルの中に鉄球が入っており、板の裏にモーターなどで動く磁石に操られ、カプセルが虫のように動くことから、そう名付けられた藤原さんのアート作品の中の一つ。

 今回、藤原さんはワークショップのために新たに作品を考案し、材料を集め、試作品を作り、今回のワークショップに臨んだ。親子連れや近隣の人々が参加する中、ワークショップは藤原さんの冗談も交えつつ和やかな雰囲気のなか進められた。

 用意された一辺8センチで底のない透明のアクリルケース、モーター、磁石などの「カプセル虫」を動かすための土台キットの材料を藤原さんの丁寧な指導の下、一つ一つ組み立て1時間半ほどで作品は完成。アクリル板と内側の磁石との距離などによって動き方が変わり、それぞれの個性が出る作品となった。藤原さんお手製の図面もあり、持ち帰って動きを調整することも可能だ。

 ワークショップに参加した川那辺一子さんは「昨年末に開催された藤原さんの展覧会で作品に感銘を受け参加した。家に持ち帰って、どんな動きをするかいろいろ調整してみたい」とうれしそうに話していた。

 開催時間は10~17時(最終日は16時まで)。入場無料。今月29日まで。ワークショップは29日11時~・14時~にも開催。

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