6月9日に行われた日本選手権棒高跳びで日本新記録となる4メートル40を跳び、3連覇を果たした滋賀レイクスターズ(大津市におの浜4)所属の我孫子智美さんが11日、ロンドン五輪出場選手に内定した。
我孫子さんは草津市出身。2010年から滋賀レイクスターズの所属選手となり、前回のアジア大会では銅メダルを獲得。6月9日に長居陸上競技場(大阪市東住吉区)で行われた日本選手権でロンドン五輪標準記録Bを達成した。
日本の女子棒高跳び選手としては、同じ滋賀出身の近藤高代選手が2004年のアテネ五輪に出場しており、史上2人目となる。滋賀レイクスターズ所属選手としては初の五輪出場。
我孫子さんは「ずっと思い描いていたロンドン五輪の舞台に立てることが決まって本当にうれしい。けがもあったが諦めずにやってきて本当に良かった」と話す。
ロンドン五輪に向けて「前回のアジア大会よりも大きな舞台なのでワクワクしている。4メートル40を記録したときの跳躍ができればもっと記録を伸ばせる。練習を積み重ね、あの時の感覚をつかんでロンドンに臨みたい」と意気込みを見せる。