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チカ守山、12年ぶりに再生-シダックスによるカフェやマルシェなど

ロゴマークを発表する(左から)みらいもりやま21の清原健社長、宮本和宏守山市長、シダックス大新東ヒューマンサービスの遠山秀徳社長。地下であることと駅に近いという意味から「チカ」、「i」の点はホタルの光、守山の「山」から山型となっているデザイン

ロゴマークを発表する(左から)みらいもりやま21の清原健社長、宮本和宏守山市長、シダックス大新東ヒューマンサービスの遠山秀徳社長。地下であることと駅に近いという意味から「チカ」、「i」の点はホタルの光、守山の「山」から山型となっているデザイン

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 JR守山駅西口に直結する「セルバ守山」(守山市梅田町)地下1階に2月14日、商業施設「チカ守山」がオープンする。

地下1階が「チカ守山」となる「セルバ守山」

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 同施設の面積は約1820平方メートル。2002年に県内の大手スーパー「平和堂」が撤退して以来、12年ぶりの再生となる。守山市が所有者である「平和堂」より借り受け、「セルバ守山地下にぎわい創出事業」として事業者を公募。市の委託会社としてまちづくりを行う「みらいもりやま21」が転貸された施設を整備し、「シダックス」の子会社「シダックス大新東ヒューマンサービス」がプロデュース・運営を行う。中心市街地魅力発掘・創造支援事業費として経済産業省から補助金を受けて行う事業としては近畿初で、官民一体の活性化の取り組みとしては全国初となる。

 施設内店舗は、カルチャースクールや会議、カラオケパーティーなど多目的に利用できる「シダックスカルチャーコート」(9時~24時)、現在人気のパンケーキやスイーツなどを提供するヨーロッパ風カフェ「チカカフェ」(8時~22時)、遊具や授乳室を設けた子育て交流ゾーン「エスキッズフロア」(10時~18時)、地産地消を目的に地元の農産物を販売する「守山市場」(8時~22時)、コンビニエンスストアの「コミュニティショップ」(8時~24時)、待ち合わせや休憩に利用できる「パブリックスペース」の6つ。

 宮本和宏守山市長は「守山市はびわ湖・中山(なかせん)道と自然と歴史ある街。京阪神への利便性も高く、昨年10月には人口8万人を達成し、日本では人口が減っている中、毎年800人程度増加する住み良い街。歩く人が減った駅前で商業に活力を取り戻し、品格あるにぎわい文化・日常の触れ合いを生み、市民交流で絆を育むことを目的としている。ホタルが舞う豊かな環境も守っていきたい」とあいさつ。みらいもりやま21の清原健社長は「5年前の会社創立以来、駅の活性化だけが課題として残っていた。市長の熱い思いを受け、回遊性ある仕掛けづくり、恒例のホタルウオークなどイベントの共有も目指す」と続けた。シダックス大新東ヒューマンサービスの遠山秀徳社長は「営利目的ではなく、住民が喜び、集まってくれる手助けがしたい。現在600市町村で進めている食材の大切さなど、トータルで役に立てれば。本当にいいものにするには住民が参加すること。そこに貢献できれば」と意欲を見せる。

 同施設では年間35万人の来場者を見込んでいる。

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