湖国滋賀に春の到来と湖上観光の幕開けを告げる「びわ湖開き」湖上パレードが3月8日、大津港で開催される。
59回目となる同イベントは、びわ湖大津観光協会(大津市春日町、TEL 077-528-2772)が主催。より多くの人に参加してもらい大津観光を広くPRする目的で、観光船「ミシガン」以外の遊覧船に抽選でペア200組400人を無料招待する。通常、団体客向けチャータープランのみ就航している大型遊覧船「ビアンカ」も、モニター特別クルーズとして1人1,000円で乗船券を販売。昨年の抽選には3300人以上の応募があり、400人が当選し乗船したが、今年は「ビアンカ」乗船の200人が追加され、知事や市長など来賓約200人と合わせ計約800人が湖上の人となる。
毎年恒例のセレモニーとして、近江神宮神主による安全祈願のお祓(はら)いの後、開会式では春の扉を開くとされる「黄金のカギ」が「ミシガン」一日船長に手渡され、出港後に湖上安全を祈りびわ湖へ投げ入れられる。一日船長はこの数年、NHKドラマの出演者が務めている。「ビアンカ」船内では、大津の物産が当たる抽選会や「おおつ光ルくん」をはじめとする大津のゆるキャラたちが歓迎する。
同協会の堀井恵三さんは「『びわ湖を見たい』と言う方が多いが、陸からが大半。びわ湖の中からも大津港や比叡山などの山々をご覧いただければ」と参加を呼び掛ける。
無料招待への応募は往復ハガキで同協会湖上パレード乗船券応募係まで。2月14日必着。「ビアンカ」クルーズは、大津駅・石山駅・堅田駅の観光案内所で販売するほか、びわ湖大津観光協会事務局でも取り扱う。先着200人。販売期間は2月1日~21日(8時40分~17時25分)。
パレード開始時間は10時。1時間ほど琵琶湖大橋沖~近江大橋沖を遊覧し、11時30分に大津港へ帰港する。