草津でロボット大会-児童42人がアイデアとスピード競う

動力なしで動くロボット「エコロボット」でコンテスト部門「アドバンスコース」で優勝した中村彰宏くん

動力なしで動くロボット「エコロボット」でコンテスト部門「アドバンスコース」で優勝した中村彰宏くん

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 フェリエ南草津(草津市野路1)で3月30日、県内の「ヒューマンキッズサイエンスロボット教室」でロボット作りを学ぶ小学生42人が参加してロボット大会が開催された。生涯教育(草津市)が主催し2回目の開催。

スピードレース部門「ミドルコース」で優勝した小川響也くん(左)

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 同教室はヒューマンアカデミー(東京都新宿区)が全国でフランチャイズ展開する「ロボットづくりを通して論理的思考力や空間認識能力を身につける」ことを目的とした教室。ロボットクリエーター高橋智隆さんがアドバイザーを務める。同社では草津市、栗東市、守山市、大津市で5教室を展開している。

 大会は午前中「コンテスト」、午後「スピードレース」の2部門で行われ、コンテストには24人が、スピードレースには18人が参加した。コンテスト部門はさまざまなアイデアを競い、参加者が一人ずつロボットの特徴や苦労した点についてアピールし実際に動かして見せた。中には途中で部品が外れて照れ笑いする児童の姿も。来場者が審査員となり投票で順位を決定。上級にあたるアドバンスコースの部では中村彰宏くん(栗東市在住)が優勝した。「スピードレース」部門は初級、中級・上級の部門ごとにトーナメントで優勝を競い、中級に当たるミドルコースの部では小川響也くん(大津市在住)が優勝した。

 動力無しで動くロボット「エコロボット」でコンテスト部門優勝の中村くんは「学校の理科実験で発電の仕組みを勉強しアイデアを思いついた。これからもっとロボットを勉強して複雑なものにもチャレンジしたい」と笑顔で話す。スピードレース部門優勝の小川くんは「昨年は予選で負けたので今年優勝できてうれしい。ギヤ比の調整とキューブ型ロボットで強度を増したのが良かったと思う」と、「グイグイカー」と命名する自分のロボットを持ちながら笑顔で語った。

 立命館大学ロボット技術研究会によるデモストレーションも行われ、同会製作のバトルロボットや自作セグウェイロボットが披露された。児童らから次々に飛び出す質問にも答え、会場全体がロボット談義一色に染まった。

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