守山市で4月6日、クラッシックの祭典ラ・フォル・ジュルネのプレイベントとして開催するルシオールキッズフェスティバルの前夜祭「まちなか熱狂音楽祭」を同5日、あまが池親水緑地公園(守山市勝部1)、守山駅前のチカ守山を中心に開催された。
3回目の同イベント。ルシオールの前夜祭として日を分けて開催するのは初となったが、昼から夜にかけて守山のまちなかに音楽と子どもたちの笑い声が響いた。同2会場では、キッズソーランなどのダンスや滋賀で活躍するバンドのライブなどが行われたほか、あまが池交流プラザでは「まちなか熱狂バル」として守山の飲食店の屋台やお化け屋敷「甲賀忍術二十一家」が開かれた。夜にも「みせなか熱狂ライブ」として周辺4飲食店でライブが開かれ盛上がった。
ライブを行ったJERRYBEANSのボーカル・山崎史朗さんはMCの中でも「音楽は無差別に寄り添える。誰が歌ってても聴く人によって限りなく自由で、壁をつくらない。ライブの中で自分の居場所を見つけてほしい」と笑顔で語りかけた。メンバー全員が不登校の経験をしたことから、ライブと講演活動をしているため、県下からファンも駆けつけた。
参加した子どもたちも忍術で爬(は)虫類に変身して姫を助けに行くという体験型お化け屋敷を企画したTeam megaは「守山を体操の街に」とラジオ体操イベントを4人からスタート。半数以上が女性の一般市民から成り、現在70人を越える団体に成長した。「大義名分無しで自分たちが楽しむことが伝染力となって拡大した。役所に頼らず、自分たちで見つけ、糾合していく中でゆるく市民参画につながった」と代表の村田和也さん。料金の収益は岩手県大槌町への震災復興へ役立てている。