ホテル「ラフォーレ琵琶湖」のプラネタリウム「デジタルスタードーム ほたる」で7月16日、新プログラム「星が落ちそうな夜だから」の完成披露試写会が開催された。
シンガー・ソングライターの山崎まさよしさんの歌手20周年、「爆笑星空解説者」として活躍する「星のお兄さん」こと田端英樹さんの解説28周年と共に記念の節目を迎える今回、「One more time one more chance」の歌詞の一節から名付けたタイトルプログラムが実現した。会場にはこの日、山崎さんと田端さんが登場。50分間の試写上映と、トークショー&ミニライブが開かれた。
山崎さんは1971年、滋賀県草津市生まれ。田端さんとは14年前に共通の友人を介して知り合ったといい、地元でコンサートを開いた時などに同プラネタリウムへ足を運んでいたという。山崎さんが初めて同プラネタリウムを訪れた時は「一升瓶を持ち込み、サプライズで『パッセージ』を歌ってくれた」という逸話もある。
同プログラムはラジオ番組で2人が話している設定で春夏秋冬の星座や月や宇宙をナビゲートする。山崎さんが提案した虫の「まさむし」もキャラクターとして登場し、実話エピソードも織り交ぜられている。山崎さんのデビュー曲「月明かりに照らされて」でオープニング。「星空ギター」の曲にのって山崎さんの演奏する姿が星空を駆け巡る映像など星や月にちなんだ曲が展開。「One more time~」も流れ、観客たちは時折笑い声も上げながら、「まるで星空ライブを見ているよう」と番組を楽しんでいた。
ミニライブでは山崎さんがギターを弾き語るアコースティック構成で、星空や街並みの映像と共に「あじさい」「ツバメ」「僕はここにいる」「妖精といた夏」「星に願いを」「セロリ」の6曲を披露した。季節に合わせたものやヒット曲が選曲されたが、山崎さん自身も月や星を歌った曲が多いと認める。
山崎さんは「星を見る環境はさまざま。でも同じ空の下でつながっている。『星に願いを』の曲にも込めたように、決して一人ではない。僕は星、月が好き。大昔から普遍でいつも照らしてくれているように、僕の歌もそうありたい」と話していた。田端さんも「きっかけはプラネタリウムでの星座鑑賞でいい。無限の宇宙の世界に入ってきてほしい」と呼び掛ける。
滋賀の印象深い風景・スポットについての質問に山崎さんは「ラフォーレ琵琶湖から眺める琵琶湖と比良山系を望む素晴らしい景色がとても印象に残っている」と答えた。現在、梅雨明け間近のホテル周辺にはひまわりの群生も見頃を迎えている。
同プログラムの上映期間は7月19日から1年間。料金は、大人=900円、子ども(4歳~小学生)600円。詳しくはホームページで確認できる。