石川県小松市で9月12日~14日に開催された「日本選手権 日本カヌーフラットウォーターレーシング選手権大会」に滋賀レイクスターズ パドリング部門所属の鈴木康大選手が出場し、カヌー1000メートルシングル、1000メートルペア、500メートルシングルの3種目で優勝を果たした。そのほか200メートルシングル準優勝、500メートルペア8位の成績を収めた。
鈴木選手は1985年、千葉県生まれ。小学3年でカヌーを始めて以来、数々の大会で優勝を収め、昨年は日本代表選考会で500メートルシングルのランキング 1位の実績を持つ。
5月に行われた北京オリンピック出場を決めるアジア最終予選では3位となり惜しくもオリンピック出場を逃したが「世界のレベルに追い付きたい」(同)と、8月にフランス・アメリカ・ベルギーのナショナルチームが石川県小松市で行っていた北京オリンピックの最終調整合宿に単身で乗り込み、飛び込み参加を直訴するほど。「合宿では実力の違いを痛感するも、フランスのコーチに教えを請い『パドルの使い方』『水の捕らえ方』などをどん欲に身に付けた。今回、優勝できたのも飛び込み合宿の成果が出せたから」(同)と、その手応えを話す。
鈴木選手は、9月27日から始まる「おおいた国体」のカヌー競技に出場予定で、17日に大津市内で開かれた滋賀県選手団結団・壮行式では選手団代表として選手宣誓を行った。「今後の大きな目標は、2010年のアジア大会優勝、2012年のロンドンオリンピックでのメダル獲得。まずは、『おおいた国体』での優勝を目指す」と力強く意気込みを語る。