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びわ湖ホールの年間スポンサーに平和堂加わる-買い物と文化振興の相乗効果に期待

滋賀の文化振興を目指し手を取り合うびわ湖ホール山中隆理事長(左)と平和堂木村常務(右)

滋賀の文化振興を目指し手を取り合うびわ湖ホール山中隆理事長(左)と平和堂木村常務(右)

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 スーパーマーケットを手掛ける平和堂(彦根市小泉町)が2月1日より、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール(大津市打出浜)の年間オフィシャルスポンサーに加わることが決定した。

会見終了後のロビーコンサート

 オフィシャルスポンサー制度は同ホールの高い集客力や公演チラシなど広報媒体、オペラや声楽アンサンブルをはじめとする舞台芸術に関する独自の発信力を企業に新たな広告・PR手段として提供するもの。自主財源を確保するとともに共同で地域の文化振興を進めるのが狙い。

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 設立25周年を迎える平和堂財団では、無料ガラコンサートや親子で楽しめるぬいぐるみミュージカル「親子劇場」など、同ホールでの公演をこれまで数多く開催してきた。スポンサーの活動として、まずは県内全72店舗、県外67店舗のうち京都・大阪29店舗からレジアウト時に同ホールの公演をPRするボードを設置し、ポスターやパンフレットを展示・配布するなど、県内外からの集客を支援する。

 木村正人常務は「夏原平和社長の思いもあり、特に次代を背負う子どもたちを中心に、大きくしてもらった滋賀に恩返しし、さらに積極的に滋賀県の文化振興に努めていきたい」と意欲を見せる。「新たな使い道を模索しながら、滋賀を代表するイベントも実現できれば」とも。

 同ホールの山中隆理事長は「16年目を迎えた同ホール修繕などの固定経費に加え、好評を博するラフォルジュルネなどへの国外芸術家招へいに円安の影響でギャラの値上げがあったりと経営圧迫現状が続く中、スポンサーからの協賛金は真水で使えるありがたい支援。公演の質を高め、回数を増やしたりなどして、県民に有効に使っていただける」と話す。

 第1号の年間スポンサーに叶匠寿庵が就任した効果として、公演時に菓子を販売したり、茶席を設けたりするなど大いに相乗効果を発揮したことから、スーパーである同社の協賛にも「食料品など生活必需品を買い求める中で、文化・芸術の価値も知ってほしい」と期待を込める。