滋賀会館「大ホール」54年の歴史に幕-コンサートなどで閉場惜しむ

9月15日に行われた「琵琶湖周航の歌コンサート」の様子

9月15日に行われた「琵琶湖周航の歌コンサート」の様子

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 滋賀会館大ホール(大津市京町3)が9月30日、54年の歴史に幕を下ろす。同館への感謝の気持ちを表そうと滋賀県ゆかりのアーティストらが同27日、最後のコンサート「思い出の玉手箱コンサート」を開催する。

 同ホールは1954年(昭和29年)6月の開館以来、半世紀以上にわたり数々の演劇やコンサートなどの鑑賞機会を提供し、多くのアーティストを輩出する滋賀県の文化を育む場となってきたが、施設の老朽化により多額の改修費が必要なため県の方針により閉館が決まった。

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 27日のコンサートではティンパニー奏者の中谷満さん、バイオリンの玉井菜摘さん、ピアノの西村裕美子さんら滋賀県ゆかりの演奏家のほか、大津市内の管弦楽団・吹奏楽団が出演。コンサートの最後には同会館しゅん工式で発表された「滋賀県民の歌」を演奏し、同歌を作詞・作曲した久保貞雄さんがタクトを振る。

 同館担当の白崎さんは「15日に行われた『琵琶湖周航の歌コンサート』では、歌手の加藤登紀子さんらに出演いただき満席となる800人もの観客が集まった。最後のコンサートでも満席になってほしい」と期待を寄せる。

 当日は、開館当時の風景写真など約30点もロビーに展示。30日までは「なつかしの事業パネル展」として、同ホールで開かれたコンサートや演劇を写したパネル約35点をギャラリーに並べるほか、28日・30日には「戦場にかける橋」「エデンの東」など映画を上映し閉場を惜しむ。

「思い出の玉手箱コンサート」は同会館大ホールで15時開演。前売りチケットは、一般=1,500円(当日1,800円)、25歳以下=1,000円(当日1,200円)。滋賀会館自体も2010年3月で閉館が決まっている。

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