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大津の「ティラミル」、発売から10年 ティラミス×ミルクレープ、人気衰えず

「ティラミル」を手にマネジャーの垣原未紗子さん

「ティラミル」を手にマネジャーの垣原未紗子さん

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 大津の洋菓子店「ルメルシエ」(大津市本堅田5、TEL 077-574-1890)が2006年から販売している「ティラミル」が、発売10年目を迎える。

ティラミスとミルクレープのコラボスイーツ「ティラミル」

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 イタリア産マスカルポーネチーズを使ったティラミスクリームとミルクレープをコラボさせた同商品。見た目とネーミングの面白さから発売以降、地元民の間で「滋賀の名物」スイーツとして話題となっている。

「甘い物は苦手だが、唯一ティラミスが好きだった」という店主の中井秀夫さんが考案した同商品。発売当初からよく売れていたというが、関西のテレビ番組のお土産企画にゲストが持参し、タレントの上沼恵美子さんが絶賛したことで広く名が知れることとなった。初めて海外イベント出店したシンガポールでも、完売するほどだったという。

 かつてはクレープのみを販売していた同店。現在は、ミルクレープなどのケーキ類も販売しており、クリームは、通常のヘラを使うのではなく、すべて手絞り。空気を含んだふわっとした生地は「今まで味わったことがない」「口の中でとろける」と好評だ。「非常に手間はかかるが、お客さまに喜んでもらいたいから」と垣原さんはほほ笑む。

 オープン15年目を迎える同店の今後の展望について、「商品の種類とイートインスペースを増やすため、市内の真野から坂本エリアへの移転も考えている。観光客にも立ち寄っていただけるよう、駅から近くびわ湖を望む分かりやすいローケーションに出店したい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~19時。木曜定休。「ティラミル」は前日までの予約販売制。価格は1ホール=2,484円。

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