大津「関蝉丸芸能祭」に向け写真展 昨年の様子伝える100点展示

第1回関蝉丸芸能祭で撮影された100点の写真が展示されている

第1回関蝉丸芸能祭で撮影された100点の写真が展示されている

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 昨年初めて開催された「関蝉丸芸能祭」が今年も5月29日、関蝉丸神社(大津市逢坂1)で開催される。イベントに先立ち初の「関蝉丸芸能祭写真展」が大津百町館(中央1、TEL 077-527-3636)で5月3日から開かれ、滋賀在住の写真家、石田貴大さんが撮影した写真100点が展示されている。

5月1日に行われた運営委員会で課題を話し合うメンバー

 関蝉丸神社は弘仁13(822)年、小野岑守が旅人を守る神である猿田彦命(さるたひこのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめ)を逢坂山の山上(上社)と麓(下社)に祭ったことに始まると伝わる。その後、琵琶法師として知られた歌人蝉丸が死後、合祀(ごうし)された。「芸能の神」として信仰され江戸時代には芸人を統括し免状を与えていたとされる。

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 しかし、氏子の高齢化、減少や宮司の不在などで境内の手入れも行き届かず、建物の老朽化も進み、参拝客の減少が続く。そんな中、活気があったころの姿をよみがえらせようと地元住民らでつくる関蝉丸神社芸能祭実行委員会(川戸良幸会長)が芸能祭を企画。昨年第1回のイベントを開き、22組の出演者が芸を奉納、約1300人が来場するなど盛況となった。その成功を受け、今年、第2回イベントの開催を決め、出演者の募集など準備を進めてきた。今年も宇髙竜成さん(能楽)、田中敏長さん(龍笛)、宮本謙二さん(木管アンサンブル)、濱三津夕子さん(日本舞踏)、ヒガシ逢ウサカさん(漫才)など、さまざまなジャンルの23組が出演する。

 川戸さんは「昨年は地域に住んでいる方が『昔のようなにぎわい』だと喜んでくれた。『芸能の神』関蝉丸神社がここにあるということもアピールできた。大津百町の神社は、大津祭の天孫神社の他にも、長等神社、三尾神社、そして関蝉丸神社と、それぞれ文化を持っている。そうした文化、宝を知っていただく取り組みとしても意義あるものだと感じている。昨年来ていただいた方はもとより、友人、知人もお誘い合わせのうえ来場いただければ」と呼び掛ける。

 唯一のジャズ奏者としてギターとのデュオで出演する西村有香里さん(ジャズ・テナーサックス)は「あまり経験のない神社での演奏が楽しみ。ジャズの素晴らしさ、楽しさを感じていただけるような演奏にしたい」と意気込みを見せる。

 開催時間は10時~17時。月曜休館(16日は「百町市場」同時開催のため開館)。入館無料。今月29日まで。

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