「関蝉丸芸能祭」が5月28日、関蝉丸神社下社(大津市逢坂1)で開催される。大津の芸能・文化の発展と地域活性化を目的とした同催しは、今回で3回目。
東海道の逢坂峠にあり、旅の安全を加護する道祖神である関蝉丸神社は、芸能の祖神としても崇敬を集め、全国にもその名を知られている。
平安時代の歌人で、琵琶の名手でもあった蝉丸を祭り、小倉百人一首の「これやこの 行くも帰るも分かれては 知るも知らぬも 逢坂の関」の歌はあまりにも有名だ。
同祭実行委員会会長で同地区出身の川戸良幸さんは「例年、多種多様なアーティストが出演し、県内外から観覧者が訪れる。芸能の催しを続けることで、より多くの方々へ関蝉丸神社の文化を知ってもらえたら。地域の支援者やボランティアが一丸となって神社の活気をよみがえらせたい」と話す。
当日は能楽や狂言、よし笛、三味線など多彩な18組のアーティストが出演を予定する。
開催時間は10時~18時。観覧無料。