「お坊さんめくり大会」が8月26日、大津なかまち商店街(大津市長等)で開催された。主催は丸屋町・菱屋町・長等商店街振興組合。
一回戦を突破した千田君 商品の百人一首サブレを手にガッツポーズ
市内の近江神宮で競技かるたの名人戦・クイーン戦が開催され、蝉丸を祭る蝉丸神社が商店街の近くにあることから、なかまち商店街では百人一首を使ったイベントを企画。この日は、商店街内にある百人一首カードを探す「百人一首ラリー」や「お坊さんめくり大会」が行われた。
競技かるたの普及を目指す「大津あきたの会」が審判を務め、蝉丸の札が出れば全員の持ち札をもらえる「蝉丸ルール」を採用。約170人の参加者が「初代お坊さんめくり名人」を目指して戦った。「蝉丸ルール」により逆転が可能になり、ゲーム中に各テーブルから歓声が上がり、盛り上がる展開となった。
1回戦を勝ち抜いた小学6年生の千田拓実くんは「逆転は無理だと思ったけど、勝てて良かった」と話した。1回戦、2回戦、決勝戦と勝ち抜き、優勝したのは鞍貫正道さん。優勝者には漫画「ちはやふる」のイラストが描かれた「ちはやふる時計」が贈られた。
まちなか交流館ゆうゆうかんの福井美知子館長は「年齢を問わず楽しめ、体験すれば面白さが分かるゲーム。もっと広めていきたい」と話す。
商店街では大津高校筝曲部による演奏や鉄道模型ミニフェスティバルなども行い、大会を盛り上げた。