11月26日にオープンする大型ショッピングセンター「イオンモール草津」(草津市新浜町)で10月12日、開店に先立ち「イオンふるさとの森づくり」植樹祭が行われた。公募で募った家族や地域住民など約3千人の手によって、地域に自生するシイやタブ、カシ、トウなど46種類の「ふるさとの木」の苗木約21,000本が植えられた。
イオングループ(千葉市美浜区)は1991年より環境保全の一環で、ショッピングセンター内に植樹を行っており、現在までに約883万本の植樹を実施している。同店では、開店までに約165,000平方メートルの敷地内に苗木約8万本の植樹を行う。
今回、植樹した苗木の横には、グループ毎にプラカードへ名前を記し、記念樹として残していくほか、植樹後1年ごとに「育樹祭」などのイベントも植樹した参加者と行う予定。
セレモニーではイオンモールの村上教行社長が「多くの方に参加していただき非常に光栄。地域の方とともに発展していけるようにしていきたい」とあいさつ。草津市と同社による「地域貢献協定」「防災協定」の調印式も併せて行われた。
この日、家族4人で参加した大津市在住の池川さんは「2万本もみんなでやると1時間程度であっという間に植えられた。イオンの一部を自分たちも作ったような感じ。自分たちの名前が残るのもうれしい」とコメント。
同店開設準備室の担当者は「多くのご家族に参加いただき、楽しんでいただけた。いい思い出になれば」と話し、「苗木も3~5年で大きくなってくるが、地域の方とともに育っていけるようにしていきたい」と抱負を話す。