守山のWABARAcafe(守山市勝部1)で1月26日、「和ばら染め」を生かした「IKUENI(いくえに)」の商品発表会が行われ、浜ちりめんのふくさや小物入れ、コットンのボディタオル、シルクのチーフが和ばらと共に会場に並べられた。
「ふくさ」メーカーの「清原」(守山市)の清原大晶さんは「和ばらの花弁を使って和バラの持つ美しさを表現できないかと考え、染色技術を持っている染屋さんを探し、試作開発を繰り返した」と話す。守山の地域資源として認定されている「布・ニット縫製品」「袱紗(ふくさ)」を取り扱う同社が、同じく地域資源の和ばらの色合いを染色で表現できないかと試作開発しを繰り返し、商品開発を行った。「和ばらの良さは八重が非常に美しい花びらが幾重に重なっているところ。その和ばらと生地を重ね合わせる『ふくさ』をイメージし、幸せが幾重にも重なるように『IKUENI(いくえに)』と名付けた」と話す。
今回染めに使用した和ばらは「友禅」「かおりかざり」「りくほたる」の3品種。黄色や淡いピンクなど、それぞれの品種の色が商品に表現されている。
同商品は1月29日から同社のECサイトで販売するほか、セトレマリーナびわ湖(水保町)でも販売予定。