もりやま芦刈園(守山市杉江町)のアジサイが見頃を迎えている。
約1.8ヘクタールの敷地内に約1万本のアジサイが咲き、来場者の目を楽しませている。今年は例年より1週間ほど早く見頃を迎えた。
管理人の田中治男さんは「アジサイは日当たりが良すぎても、雨が多すぎてもうまく育たない。今年は条件が良かったようで、花が大きく育ち、きれいに色づいた」と話す。
花が丸く集まって咲く「てまり咲き」の「アナベル」や、装飾花が花の縁取りをするように咲く「ガク咲き」の「城ヶ崎」、花が舞い踊るように咲く「ダンスパーティー」など約100種類のアジサイが見頃。
桂高校の草花クラブの生徒が品種改良した「桂夢衣(カムイ)」や明治時代からの古品種「うずあじさい」、円錐形に花をつける「八重柏葉」などの珍しい品種も。
栗東市から来た家族は「3日前に友だちと来場して、アジサイがきれいだったので、おばあちゃんにも見せてあげたいと思い、親子4代で一緒に来た。パンフレットを見ながら写真のアジサイを探したり、子どもたちは走り回ったり、世代を超えて楽しめる」と話す。
16日・17日は「あじさいフェア」を実施する。園芸教室や絵手紙体験、アジサイの花木卸売を行う。
開園時間は8時~19時。入園料は、高校生以上=200円、小・中学生、65歳以上、障がいのある方=100円。アジサイの見頃は6月末ごろまで。