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滋賀ICT大賞 最優秀賞はLINEでJR湖西線の遅延予測するアプリ

滋賀ICT大賞受賞者

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 滋賀ICT大賞2018の表彰式が7月10日、ホテルボストンプラザ草津びわ湖(草津市西大路)で開催された。

「オクレール」を開発したAIoTのスタッフ(関連画像)

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 ICT・データを課題解決の手段、ツールとして積極的に活用する取り組みを広く一般に発信することを目的として、滋賀県地域情報化推進会議が実施したもの。

 地域・産業活性化の部の最優秀賞に「湖西線遅延予測LINEボット『オクレール』」が選ばれた。審査員は「天候だけでなく株価やイベント情報などのデータを分析して電車の遅延予測をするという試みが面白い。実際の予測精度は不明だが、アイデアを発展されていくことを願う」と講評した。

 同部優秀賞には子育て世代のためのニュースサイト「シガマンマ」が選ばれた。審査員は「発信者もサイト閲覧者もママで、更新頻度の高さに驚かされた。閲覧数も伸びているとのことで、さらなる交流の場となってほしい」と話した。

 生産向上・行政サービス革新の部優秀賞には守山市立図書館ICTアクションプランが、教育の部優秀賞には草津市立渋川小学校の「テレビ会議システムを活用した環境学習の全国交流事業」が選ばれた。

 表彰式の後、最優秀賞を受賞した「オクレール」を開発したAIoT(草津市野路)によるプレゼンテーションが行われた。「オクレール」は、JR湖西線の遅延予測をするLINEボットで、AIoTでインターンシップに参加している立命館大学情報システム学科の学生、原田隆成さんと喜多村卓さん、同社の竹中聖人さんが開発。喜多村さんは「湖西線がよく遅延するので、予測できないかと思い開発した」と話す。

 風速や天候、イベント情報、株価などのデータをAIが収集、分析し、電車の遅延を予測する。LINEの自動応答アプリを使用して、LINEに「明日の夕方」と入力すると「明日の夕方、湖西線が遅延する可能性は6.02%です」と答えるシステム。喜多村さんは「まだデータ数が少なく、予測精度が低い。もっと精度を高めていきたい」と話す。

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