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琵琶湖博物館「ディスカバリールーム」リニューアル 大人も子どもも楽しめる空間に

「ディスカバリールーム」で遊ぶ地元の幼稚園児

「ディスカバリールーム」で遊ぶ地元の幼稚園児

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 琵琶湖博物館(草津市下物町)の「ディスカバリールーム」が7月6日、リニューアルオープンした。

タヌキの暮らす穴を体験している幼稚園児(関連画像)

 同博物館は2014年から2020年の間で3期に分けてリニューアルを行い、2期は交流空間を再構築。1996年の開館以来、子どもたちに人気の「ディスカバリールーム」を改装。新しく、本物の化石とレプリカ、川の石の触感を比べる「さわってみよう」や、オオサンショウウオの臭いをかぐことができる「におってみよう」など、五感で体感できる展示を設置した。

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 リニューアル前は触れて遊ぶことを重視してレプリカを展示していたが、来館者から本物を展示してほしいとの声があり、ディスカバリールームにも本物の剥製標本を展示。同博物館学芸員の澤邊久美子さんは「タヌキの剥製、骨格標本、信楽焼のタヌキを展示しているので、子どもたちのイメージするタヌキと実物の違いを見比べてほしい」と話す。

 子どもたちに人気だった中に入ってザリガニの気分を味わえる「ザリガニになろう」や、「おばあちゃんの台所」は残した。澤邊さんは「20年前からある展示なので、当時小学生だった人が大人になって、自分の子どもを連れて来館したときに懐かしんでもらえる」と話す。

 「大人しか見えないところに展示したり、子どもが気付きやすいように低い場所に展示物を隠したり、大人と子どもが一緒に楽しめる仕掛けをしている。博物館の入り口としてディスカバリールームを利用してほしい」とも。

 「ディスカバリールーム」の隣には「おとなのディスカバリー」をオープン。大人が学びの場として利用できる知的空間で、実物標本を来館者が手に取り、調べることができる。「オープン・ラボ」では、学芸員が標本作製するところを見学でき、学芸員の桝永一宏さんは「研修室でしていることを実際に見て、一般の人が資料整理の体験もできる。大人が心から楽しめるような空間になっている。少し背伸びをしたい子どもにも利用してほしい」と話す。

 入館料は大人=750円、大学・高校生=400円、中学生以下無料。月曜休館。