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大津の三井寺に宿泊する「テラハク」 座禅や写経体験で特別な体験を

僧坊をリノベーションした「和空 三井寺」

僧坊をリノベーションした「和空 三井寺」

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 寺院に宿泊する「テラハク」が8月1日、三井寺(大津市園城寺町)で始まる。

「三井寺揚げ」「三井寺豆腐」などの精進料理(関連画像)

 三井寺の敷地内にあり、昔は僧侶が生活していた僧坊「妙厳院(みょうごんいん)」を1日1組限定の一棟貸し宿坊「和空 三井寺」として改装。敷地面積約807平方メートル、3LDKと仏間があり、風呂は総ヒノキ風呂。宿泊だけでなく、寺院内での修行や座禅、写経などの体験もできる。

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 和空(大阪市北区東天満)社長の田代忍さんは「1300年の歴史がある三井寺に泊まるという特別な体験は、日本国内だけでなく世界に向かって発信できる」と話し、インバウンド対応として、タブレット端末でチェックインできるほか、必要に応じてタブレット端末を使って英語、中国語、韓国語でオペレーターと会話できるようにした。

 建築を手掛けたインテンショナリーズの鄭秀和さんは「リノベーションするにあたり、デザインをし尽くしたが、デザインを感じさせないようにした。空気感や歴史を感じられるように、長時間居てもホッとできる宿坊になるように意識した。普通の民家でもホテルでもなく、荘厳な雰囲気の中、落ち着いてもらえる空間となった」と話した。

 完成内覧会に参加した越直美大津市長は「今ある歴史や文化に磨きをかける『まちもどし』として期待している。本物の歴史を多くの人に知ってもらいたい」と話した。

 オプションで精進料理の提供や、座禅、写経、写仏、腕輪念珠作りなどの体験ができる。

 腕輪念珠作りは9種類の石と11種類の木の玉から好きなものを選び、糸に通して仕上げた後、数珠を祈祷する。三井寺の僧侶は「拝むことで、仏様に入っていただく。お寺ならではの体験になる」と話す。

 精進料理は三井寺の代表的な豆腐料理の「ほろかべ」や「三井寺揚げ」「三井寺豆腐」などを提供する予定。

 宿泊費は一棟貸しで10万円から。座禅などの体験は全て1,000円。