第40全国高校小倉百人一首かるた選手権大会が7月28日・29日、近江神宮内の近江勧学館(大津市神宮町)など大津市内数カ所で行われた。
小倉百人一首の巻頭歌が天智天皇の作品であることから、天智天皇を祭神とする近江神宮は「かるたの聖地」と呼ばれ、1979(昭和54)年から同大会が開催されている。映画「ちはやふる」の影響もあり、年々参加校が増加し、予選には過去最多の364校が参加。28日の団体戦には各県の予選を勝ち上がった61校が優勝を目指して対戦した。
8校が決勝トーナメントを戦い、埼玉県の浦和明の星女子高校が優勝、滋賀県代表の膳所高校は過去最高の準優勝となった。
29日の個人戦には1881人が参加し、無段者のD級から全日本かるた協会4段以上のA級までの階級に分かれて対戦。A級は福岡高校の自見荘二朗さんが優勝した。滋賀県勢は膳所高校の井上雄貴さんがB級4位、横江菜乃さんがD級4位となった。