「Bibliobattle of the Year 2018」の授賞式が10月30日、パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい)で開催され、草津市立市民交流プラザ(草津市野路)の「まいにちビブリオバトル」が大賞を受賞した。
「ビブリオバトル」は、2007年に京都大学で生まれた本の紹介ゲームで、発表者が5分間、本の魅力を語り、観客が「どの本が一番読みたくなったか」を決める。同館は2017年10月から、営業日に「ほぼ毎日」ビブリオバトルを行い、11月7日現在、単一の団体としては世界最多の134回開催している。バトラー希望者が1人でもいればスタッフが参加してゲームを成立させるなど努力を重ね、コミュニティー型開催の可能性を広げたことが高く評価され、過去最多の得票数を集めて大賞に選ばれた。
授賞式では、館長の程尾好貴さんと事業担当の岡村量治郎さんが目指すビブリオバトルの方向性や少人数型開催方式の工夫などについてプレゼンをした。岡村さんは「老若男女問わず、本好きという共通点を媒介に地域の活性化に結び付けたいと始めた。自分の好きなことを語り、安心して共有できる場があると知ってもらいたい」と話す。
同館での次回の開催は11月8日16時~。