Bリーグ滋賀レイクスターズは11月23日・24日に守山市民体育館(守山市三宅町)で開催されたサンロッカーズ渋谷戦に連敗した。滋賀はホーム8連敗。
滋賀は開幕2試合目に新潟アルビレックスに勝利したものの、その後ホームで勝つことができず、ホームでは1勝9敗。4勝15敗でライジングゼファー福岡に並ばれ、得失点差で西地区最下位となった。
23日は3ポイントシュート(3P)の決定率が15.4%と低く、58得点。4クオーターは9点しか得点できず、58-87で敗戦。
キャプテンの狩野祐介選手は「外からのシュートが入らなかったのは仕方ないが、その後のディフェンスに引きずってしまった。ディフェンスからというふうに意識を変えていかないといけない」と話した。
24日は試合の開始前に狩野選手からチームに「とにかく初めから全力でたたき潰しにいこう。自分はこのメンバーが好きだ。このメンバーで勝ちたい。最後に立っていなくてもいいから、今日こそやろう」という意気込みが伝えられた。
その言葉通り、24日は開始から滋賀のペースで試合が進む。23日は日本人選手の得点が少なかったが、24日は前半だけで高橋耕陽選手が12得点、二ノ宮康平選手が10得点と奮起。前半を52-42とリードして折り返す。
2クオーター終了間際のベンチテクニカルや3クオーター開始早々の渋谷の猛攻でリズムが崩れ、滋賀は3クオーター開始3分25秒無得点。その間に渋谷に13得点され、逆転される。4クオーターでガニ・ラワル選手がファールトラブルに見舞われるも、全員でディフェンスし、渋谷の24秒バイオレーションを誘うなど、必死で食らいつく。
4クオーター終盤、西裕太郎選手の3P、ガニ選手のシュートで点差を詰め、残り2分12秒、高橋選手のバスケットカウントで逆転。2022人の観客の盛り上がりは最高潮に達した。その後、渋谷のロバート・サクレ選手に得点され、78-81で敗戦した。
高橋選手は「正直、勝てた試合だった。最後に立て続けにミスをしてしまった。大事なところでシュートを決める力が僕になかった。落ちついてプレーをして、ミスをなくしていきたい」と話した。
ショーン・デニスヘッドコーチは「23日よりもいいパフォーマンスができたが、後半がよくなかった。ターンオーバーから相手に14得点を許してしまったことが試合の結果につながった。目標は、1クオーターに付き相手の得点を17点以下にすること。まだまだディフェンスに対する意識が足りない」と話した。