障がい福祉サービス事業所「れもん会社」が商品を販売する「冬物語」が12月6日から、ギャラリー唐橋(大津市唐橋町)で開催されている。
「れもん会社」は、障がいのある人が地域で自立して暮らし、働くことのできる社会の実現を目指し、就労支援をしている。利用者を「社員さん」と呼び、木工製品の磨き作業や商品の袋詰め、さをり織りや刺しゅう、クッキー作りなど、それぞれができることを作業。スタッフやボランティアが製品に仕上げている。
「冬物語」は、「手作りのぬくもりをあなたに」をテーマに、動物や車、パズル、積み木などの木工のおもちゃやクリスマス飾り、クッキー、ケーキ、さをり織りのマフラーやペンケース、刺しゅうの布巾などを展示販売するイベントで、今年で21回目。所長の北川さゆりさんは「多くの方にれもん会社の理解を深めていくためと、『社員さん』の商品販売と接客の機会創出のために展示販売の場を設けている。自分の作ったものが目の前で売れるうれしさも感じてほしい」と話す。
親子で来場した大津市の女性は「さをり織りがかわいい。子どものおもちゃやクリスマスグッズを購入したい」と話していた。
開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。今月8日まで。