防災イベント「そなえパーク」が3月9日・10日・17日、県内3カ所で開催される。
同イベントは、2011年3月11日に発生した東日本大震災の教訓を糧に、公園が持つ防災機能や緊急時に果たす役割を見直すため、2012年から西武グループが管理する全国69カ所の公園で開催している。滋賀県内では10日びわこ文化公園(大津市瀬田南大萱町)、9日水生植物公園みずの森(草津市下物町)と草津川跡地公園ai彩ひろば(草津市北山田町)、17日同公園de愛ひろば(草津市大路)で開催される。
水生植物園みずの森では、起震車「グラドン号」で震度7の地震を体験するコーナーや、防災グッズビンゴなどを実施。草津川跡地公園de愛ひろばでは起震車体験のほか、消防署による応急手当体験、非常食の試食体験、日用品で手作り防災グッズ作りなどを実施する。同ひろばは、天端板を外すとかまどになるテーブル、専用のテントを張ると防災シェルターになり避難場所として活用できる「防災パーゴラ」、平常時は鉄製ふたのみだが、緊急時に防災トイレとなる場所など防災機能を備えている。当日は職員による防災設備の説明も。
草津川跡地公園所長の寺元豪さんは「当公園は、災害時の一時避難地的役割を担っており、防災設備を備えている。地域の皆さんに防災設備を広く知っていただくことと、災害時に対応できるように職員の訓練を兼ねてイベントを実施する」と話す。
開催日時は、びわこ文化公園=10日10時~15時。みずの森=9日9時~16時、ai彩ひろば=9日10時~16時、de愛ひろば=17日10時~15時。参加無料。