アイシングクッキー専門店「icingcookiesTAKAKO」が3月16日、大津市木下町にオープンした。
店主の橋本孝子さんは、20歳でパティシエの男性と結婚し、1988(昭和63)年に夫婦で横浜市内にケーキ店「エクランナクレ」を開店。その後、デパートなどに出店し4店舗を構えるが、「地元の大津に戻って、新しいことに挑戦したい」と、25年続いた同店を閉め、2013年に夫婦で実家に戻った。橋本さんは「夫は新潟県出身だが、『自分はどこで何をしても大丈夫だけど、あなたは違うでしょ』と私の実家に帰ることに賛同してくれた。何か新しいことをしたいと思いながら、見つからず悩んでいた時も、京都のアイシングクッキー専門店を見つけて私に紹介してくれた」と感謝する。
「アイシングクッキーを見た瞬間に、これだと直感した。これからの人生を懸けてみよう」と思い、教室に通い、自宅を改装して「icingcookiesTAKAKO」をオープン。「自宅の3分の1をつぶして、お金をかけて改装することにちゅうちょしたが、このときも夫が背中を押してくれた」と話す。
店内には約30種類のアイシングクッキーが並び、オーダーも受け付ける。橋本さんは「アイシングクッキーはメッセージ性が高く、気持ちを伝えるプレゼントにぴったり。これからももっと勉強して、高度な技術を身に付けたい」と意欲を見せる。
営業時間は10時~17時。水曜定休。