子どもの遊び場「木育ひろば」のオープニングイベントが4月3日、近鉄草津店(草津市渋川)で開催され、約600人の親子が来場した。
同店4階の子ども服売り場を改装し、子どもの遊び場「木育ひろば」を設置したことを記念してオープニングイベントが開催された。市内で子育て中の主婦の音楽グループ「ピアーチェ」によるコンサートで始まり、ベビーマッサージ、絵本の読み聞かせ、手形アートの講座などが開かれた。
オープン前から多くの親子が来場し、コンサートが始まる頃には100人以上が木育ひろばに集まった。ピアーチェが子育て中の母親の気持ちを歌詞にしたオリジナルソングや手遊び歌などを披露。集まった親子は音楽に合わせてリズムを取るなどして楽しんだ。
ベビーマッサージと親子の体幹運動遊びは、親子のコミュニケーションや子どもの体の発達に役立つ遊びを尾崎朋子さんが教える講座で、各回20~30組の親子が参加。同市の女性は「子どもと一緒に楽しく遊べてよかった。家でも教えてもらった運動をしたい」と話した。
木育ひろば横のスペースでは布で作った背景の上に寝転んで写真を撮影する「ごろんフォト」を実施。約50人の赤ちゃんが撮影に参加した。
近鉄企画開発部の大西博律さんは「全館改装に合わせて、若い世代にも百貨店に来てもらうために、平日の母親が子どもとゆっくり過ごせる場所を作った。ここに来ることを毎日の日課にしてもらえるように母親が居心地のいい場所を目指している。イベントをきっかけに木育ひろばを知ってもらえれば」と話す。
フロア内には「ベビーサロン」を新設し、授乳室やオムツ交換台、離乳食をあげられるベビーチェア、調乳用浄水給湯器などを設置。大西さんは「授乳室を個室にして、ドアも子どもが手を挟みにくい設計にした。オムツ交換台の横にベビーカーを置く場所を空けるなど使いやすさにこだわった」と話す。
6日・7日にもオープニングイベントを開催する。6日はベビーマッサージ、スクラップブッキング講座など、7日は絵本作家はやしますみさんと一緒に大きな絵を描くワークショップなどを実施する。ピアーチェのコンサートと背景の前に座って写真を撮影する「ファミリーフォト」は両日とも開催。
開催時間は10時30分~15時。参加無料。