国内外のアーチストのリサイタルや地元高校生の演奏など60以上の公演から成る「近江の春びわ湖クラシック音楽祭2019」が4月27日・28日、びわ湖ホール(大津市打出浜)や同ホール湖畔広場、大津港などで開催される。
ホールでは京都市交響楽団の演奏でソプラノ歌手中村恵理さんが歌うコンサートや、大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏などのほか、ミュンヘン国際音楽祭コンクールで優勝した「葵トリオ」によるコンサート、コンスタンチン・リフシッツのピアノリサイタル、ユリアン・シュテッケルのチェロコンサートなどを披露。湖畔広場では大津高校比叡山高校など県内校の吹奏楽部による演奏も行う。夜には琵琶湖のほとりで「かがり火コンサート」も開催。飲食ブースや叶匠寿庵による和菓子作り体験もある。
ホールに隣接するピアザ淡海では、子どもも楽しめる「0歳児からのコンサート」やドラム体験、名画コラージュ、缶バッジ作りなどのワークショップを行う。マジック世界大会3位の片山幸宏さんによるマジックショーも。そのほか、大津港では県内の高校吹奏楽部のマーチングパフォーマンス、西武大津店とOh!Me大津テラス前でも県内の高校生による演奏などを予定する。
同ホール芸術監督の沼尻竜典さんは「気軽に来ていただき、普段聴かない演奏を聴いてみることで音楽の楽しみを広げてほしい。懐石料理のようにバランス良く、いろいろなものを楽しめる音楽祭になった。音楽家一人一人の力は弱いが、音楽の力はとてつもなく大きい。皆で奏で、歌い、会場のお客さんとともに世界へ祈りを届けることができれば」と話す。
開催時間は10時~20時30分。入場料は無料~2,500円。