体験型アートイベント「やまもりハプン 自然の中で体当たり図画工作」が5月3日~5日、希望が丘文化公園(野洲市北桜、蒲生郡竜王町薬師)で開催される。主催は「m-fat(モファ)」。
会期中にアーティストが滞在し、来場者とともに作品を作り上げる同イベント。2008年から東光寺(守山市幸津川町)で「おてらハプン!」として開催してきた。
「ハプン」は「happen」と「発奮」をイメージした造語。「モファ」スタッフの犬飼美也妃さんは「森や山の中で、自然を楽しみに来た人の近くに『アートの入り口』を作りたいと思っていた。希望が丘で『やまもり(山森)ハプン』を開催できることになってうれしい」と話す。
シャボン玉研究所による「消える彫刻」や立体ペーパークラフト、石や木の葉などを使った工作、手作り楽器の即興セッションなどアーティストと来場者が一緒に体を動かして体験できるワークショップを用意する。親子のコミュニケーションをパフォーマンスアートにした「森に聞いてもらおう『わたしのきもち』」や、作った作品を身に付けて廃材で作った楽器を鳴らす「チンドン屋」になってパレードする「みんなでセッション」を行う。
犬飼さんは「芸術は一部の人だけのものではなく、誰もが持っている表現衝動から発展したものだと思う。『かわいい木の実を拾ったから飾りたい』『葉っぱの色がきれいだから誰かに伝えたい』『広い場所で大きな声を出してみたい』という気持ちをアーティストたちと一緒に表現してみることで、芸術に興味を持ってもらえれば」と話す。
開催時間は9時~17時。入場無料。雨天時は公園内にある「青年の城」で開催する。