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大津市で「ビッグデータ活用」シンポジウム データを地域発展に生かす

シンポジウムのチラシを持つ「滋賀県地域情報化推進会議」の担当者

シンポジウムのチラシを持つ「滋賀県地域情報化推進会議」の担当者

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 データ活用について考える「IoT時代のビッグデータ活用」シンポジウムが5月28日、ピアザ淡海(大津市におの浜)で開催される。

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 県内の産・学・官の団体で構成される「滋賀県地域情報化推進会議」は、オープンデータを積極的に活用して地域の発展に取り組むために、滋賀データ活用ラボ(「しがらぼ」)を設置。「しがらぼ」を広く知らしめるために初めてのシンポジウムを開く。

 富士通AIサービス事業本部の中条薫さんの基調講演では、「世界で最も価値のある資源はデータ」だといわれる時代に、価値を生み出すためのデータとAIの活用の考え方や事例について紹介する。

 観光をテーマにした講演では、リクルートライフスタイルじゃらんリサーチセンターの高橋佑司さんが「観光ビッグデータを活用した地域の未来づくり」について話をする。同会議の担当者は「これまでの一般的な技術では取り扱うことが困難だった大量のデータ群の活用が地域の未来づくりにいかに寄与するのか、ビッグデータの活用事例を紹介するとともに、『旅マエ』『旅ナカ』『旅アト』という視点で地域課題を把握し、どう施策につなげていくのかを紹介していただく」と話す。

 食をテーマにした講演では、ぐるなびの渡邊元気さんが「食トレンドから考える地域活性化」について話す。「ぐるナビデータ」を用いたビッグデータの活用法や、ビッグデータから見た流行や嗜好(しこう)の変化と、そこから導き出されるメニューの流行の傾向について紹介する。

 担当者は「各分野の先進的な企業によるデータ活用事例を聞いて、参加者の皆さんに新たな発見をしてほしい。シンポジウムをきっかけにデータ活用を始める人が増加し、県内におけるICT・データ活用の拡大につながれば」と話す。

 開催時間は13時~17時。参加無料。

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