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大津のホテルでカルガモ誕生 今年のひなたちは「自由人」

花壇の中を歩くカルガモのひな

花壇の中を歩くカルガモのひな

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 ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ(大津市萱野浦)の「イングリッシュガーデン」で5月27日、カルガモのひながふ化した。

噴水の上にいるひな

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 2007(平成19)年から毎年カルガモが飛来し、産卵、子育てをしている。同ホテルの井上美希子さんは「毎年産卵を確認してふ化までを見守ってきたが、今年は産卵場所を確認することができず心配していた。今年はまだなのかと思っていたら、突然ひなの姿を見掛けて、驚いた。今年の親鳥は警戒心が強く、例年より見つかりにくい場所で産卵したのだと思う」と話す。

 昨年より4日早く、27日の12時ごろから次々とふ化。ひなが10羽誕生した。ひなは、ガーデン内の噴水で泳いだり、花壇の中を歩いたり、ホテルの廊下を歩いたり、別々に行動している。井上さんは「親鳥は人がいると出てこない。今年のひなたちは自立しているのか、親鳥の後を付いて回っていたのは2、3日で、昨日からはそれぞれに別行動をしている」と話す。

 大阪から来た夫婦は「毎年このホテルでカルガモがふ化しているのを知っていて、石山寺観光のついでに来た。ひながかわいくて1時間ほど見守っている」と話した。

 井上さんは「巣立ちまでのしばらくの間、自由に行動するひなをご覧いただける。野生のカルガモなので温かく見守ってほしい」と呼び掛ける。

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