Bリーグ滋賀レイクスターズが7月3日、越直美大津市長を表敬訪問した。
西村大介社長、ショーン・デニスヘッドコーチ、日本人選手9人がそろって大津市役所を訪問。昨シーズンの報告と2019-20シーズンの抱負を述べた。西村社長は「昨シーズンは『残留力』を見せて18チーム中14位で1部に残留したが、今年は『残留力』という言葉を封印する」と話し、今期の目標を「チャンピオンシップ初出場」と掲げた。
新加入の齋藤拓実選手、狩俣昌也選手、谷口光貴選手を越市長に紹介した。アルバルク東京から移籍した齋藤選手の紹介時には、デニスヘッドコーチが「齋藤選手は東京で2連覇しているので、今年レイクスが優勝して3連覇になる」と話した。西村社長が「顔も重視した」と冗談を言うと、谷口選手が「爽やか担当です」と笑いを誘う場面も。
越市長は「昨シーズンの最後、皆さんの頑張りにハラハラドキドキした。今年は優勝を狙ってほしい。市内の小・中学校にも訪問していただいて感謝している。身近で一流のプレーが見られて、バスケ人口が増加した。バスケ全体が盛んになることを願っている」と話した。
デニスヘッドコーチは「東京、川崎、三河と勝ち慣れているチームの選手を補強できたので、レイクスにとって大きな力になる。若い選手と経験のある選手が融合し、皆さんに楽しんでいただける試合をしたい。滋賀の代表として戦えることを誇りに思う。今シーズンは上位に入れるように、開幕戦に向けて準備している」と話した。
狩野祐介選手は「もっとコミュニケーションを取って、昨シーズンよりもいいチームにしたい。ムードメーカーは中村功平選手」と話した。
齋藤選手は「滋賀に移籍したのは、いいコーチの下でバスケットをしたいと思ったから。滋賀は、NBAでトレーナーを務めた中山佑介さんなど、コーチングスタッフもいい。相手を翻弄(ほんろう)するスピードで、周りの選手も生かして、自分自身も得点を取っていきたい」と意気込みを見せる。
シーホース三河でキャプテンを務めた狩俣選手は「シュート力を生かしてチームに貢献したい。若い選手の多いチームを引っ張ることも求められていると思うので、しっかり行動で示して、チームの皆と一緒に頑張っていきたい」と話した。
谷口選手は「滋賀と対戦した時に、滋賀のブースターは温かく、熱量があると思っていた。もっと滋賀を盛り上げていきたい。得意のアウトサイドシュートを生かして活躍したい。開幕までにチームになじめるようにコミュニケーションを取っていく」と話した。