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大津の琵琶湖岸にアメリカンスクールバスのホテル 観光の拠点に

スクールバスのホテル「サウスダコダ号」と大辻社長

スクールバスのホテル「サウスダコダ号」と大辻社長

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 アメリカのスクールバスに宿泊するホテル「USスクールバスビレッジ」が9月7日、大津市真野にオープンした。運営はV.トーマス・エリントン社(京都市北区平野鳥居前町)。

キャデラックリムジン「ワシントンDC号」で大統領気分を味わえる

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 「本物を使ったアメリカ体験」をコンセプトに、アメリカで実際にスクールバスとして使われていた幅2.4メートル、長さ5.8メートルのシボレー社製シェビーバンを輸入して宿泊施設に改装。同社の大辻儀典社長の知人であるタレントのジェフ・バーグランドさんの出身地にちなみ、「サウスダコダ号」と名付けた。ベッドが2台あり、バス・トイレ付き。

 「ニューヨーク号」は大型キャンピングカーをニューヨーク港に停泊しているクルーザーをイメージ。ベッド3台、簡易ベッド1台があり、シャワー・トイレ、電子レンジ、冷蔵庫付き。敷地内には、展示用のキャデラックリムジン「ワシントンDC号」や、レンタカーとして貸し出し可能なワンボックスカーの「カリフォルニア号」、トイレカーの「テキサス号」がある。

 大辻さんは「モバイルオフィスカーなど、空間の移動が話題になっている。動く空間を楽しめるホテルにしようと思っていたときにイエローバスに出合い、あえて時代に逆行して、ビンテージカーをホテルにしたら面白いと思った。『前例がない』と許認可をもらうのが大変だったが、ハードルが高いだけに挑戦しがいがあった。大津市の協力もあり、開業できることになった」と振り返る。

 「レンタカー事業の許認可も取ったので、スクールバスのレンタカーも準備している。琵琶湖を1周する『ビワイチ』やバス釣りなど、県内の観光の拠点にしたい。地域のイベントも企画している。滋賀県の活性化につながれば」と話す。

 全棟貸し切りで、料金は4万8,000円~。定員は6人。

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