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草津で地元小学生が考えた「夢のパン」 地場野菜使ったピザなど

「愛彩菜ピザ」216円 愛彩菜のほのかな苦味がチーズにぴったり

「愛彩菜ピザ」216円 愛彩菜のほのかな苦味がチーズにぴったり

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 小学生が考案した「ぼくたちわたしたちの夢のパン」が10月23日から、ドンク草津近鉄店(草津市渋川)で販売されている。

近鉄草津店の林さんとドンク店長の大林さん

 草津市立渋川小学校では「滋賀の郷土料理学習」として郷土の食材を知り、1次産業から3次産業までの流れを体験するプロジェクトを実施。その集大成として、小学6年生の児童が提案したアイデアを元に同店で商品開発し、店頭で販売する。26日には児童代表の6人が店頭に立ち、体験販売を行う。

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 県内産のホウレンソウを練り込んだパンを使った「ごろっと野菜カレーパン」と「ほうれん草とフランクフルト」、県内産のレンコンと小松菜を使った「グラタン風ピザ」、同市の特産物「愛彩菜」を使った「愛彩菜ピザ」、抹茶を使った「抹茶あんぱん」と「抹茶食パン」の6品を提供。

 近鉄草津店の林和人さんは「食育学習の一環で、最初は工場見学という依頼だったが、先生と話を進めていく中で、子どもたちの考えたパンを販売し、地元の産品や地元の人と関わる中で学んでもらいたいと今回の企画を考えた。パン作りの工程を勉強してから、どんなパンを作りたいか、地場野菜を取り入れるにはどうしたらいいか、各班で決めてもらった」と話す。

 同店の大林恭子店長は「夢のある話で、協力したいと思った。子どもたちは積極的に質問をしてくれて、たくさんのアイデアを出してくれた。試作をして、試食会をして、ここまでくるのが大変だったが、子どもたちの思い出になる取り組みに参加できてよかった。子どもたちはもちろん、地域の人たちにも、草津の野菜を使ってパンが作れることを広く知ってもらいたい。今回の取り組みで、パンが好きになってくれて、将来パン屋さんになりたいと思ってくれる子どもが増えたらうれしい」と話す。

 開店から30分で「愛彩菜ピザ」が店頭からなくなり補充するなど、売り上げは好調。子どもたちの考えたパンを買い求める同小学校の保護者の姿も。6年の折田智成くんの母親は「子どもは抹茶を使ったパンが採用されて、喜んでいた。子どもが考えたことを形にしてくれる大人がいてうれしい」。

 6年の柳井美澪さんの母親は「子どもたちが愛彩菜のピザを考案した。愛彩菜は地元野菜だと知っていても、なかなか食卓に登る機会がないが、パンでぐっと身近になった。地元の野菜に興味を持つきっかけになると思う。一生懸命打ち合わせして、商品化を実現してくれた先生にも感謝している」と話した。

 営業時間は10時~19時30分。「ぼくたちわたしたちの夢のパン」の販売は29日まで。

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