次世代アスリート発掘育成プロジェクト「滋賀レイキッズ」の育成プログラムが1月13日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催された。
滋賀レイキッズは2024年に滋賀県で開催される第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA(わたしが)輝く国スポ・障スポ」に出場する次世代のアスリートを発掘育成することを目的に2014(平成26)年にスタートしたプロジェクトで、高い運動能力を持つ小学5年生を選抜し、18カ月間で身体能力開発プログラムやメンタルトレーニングなどを実施。レスリング、アイスホッケー、ライフル射撃、フェンシング、ラグビーなどの競技体験を通して自分に合った競技を見つける。レイキッズの活動を通して新たな競技に出合う子どもも多く、アイスホッケーやアーチェリー、ウエイトリフティングなどの競技を始めて全国大会で優勝した卒業生もいる。
13日は2018(平成30)年にスタートした5期生42人と昨年末に選抜された6期生40人を対象にオリンピックメダリスト朝原宣治さんが主宰する陸上教室「NOBY T&F CLUB」の講師を招き、運動能力を上げるトレーニングと、スポーツリズムトレーニング協会のインストラクターによるリズムトレーニングが行われた。
子どもの能力を引き出すために保護者向けのプログラムも同時に開催され、13日はスポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ますために行っている短い激励のスピーチ「ペップトーク」と、食育についての講座を実施した。
陸上の混成競技で全国6位の伊藤大翔くん(小学6年生)の母親は「今は陸上が楽しいようで中学でも続けると言っているが、陸上にこだわらず、いろいろなスポーツに関わってさまざまなことを経験して楽しんでほしい」と話す。