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競技かるた名人位に粂原さん、クイーン位に本多さん 5月に2人が対戦

第66期名人の粂原圭太郎八段と第64期クイーンの本多恭子六段(写真提供:近江勧学館)

第66期名人の粂原圭太郎八段と第64期クイーンの本多恭子六段(写真提供:近江勧学館)

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 競技かるたの日本一を決める「競技かるた名人位・クイーン位決定戦」が1月11日、近江神宮(大津市神宮町)で開かれ、第66期名人に粂原圭太郎八段、 第64期クイーンに本多恭子六段が決定した。

「2020インターナショナル小倉百人一首かるたフェスティバル」のために描き下ろされた漫画「ちはやふる」のイラスト

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 本多さんは「今回クイーンになれたのは、昨年の大津での世界大会の経験が大きい。世界の人たちが心から楽しみながら真剣にかるたに取り組む姿を見て、違った観点からかるたの魅力を再発見し、日本語を覚えるだけでも大変なのに、日本文化の百人一首を覚えるといったさらに難しいことにチャレンジする精神に励まされた。私自身もっと『魅せるかるた』で世界にも、競技かるたを始めたばかりの人たちにも、その素晴らしさを伝えていきたい」と話した。

 5月30日に開かれる「2020インターナショナル小倉百人一首かるたフェスティバル」では、文京シビックセンター(東京都文京区春日)の会場で粂原さんと本多さんが対戦する「競技かるた頂上決戦 ドリームマッチ」を予定している。名人とクイーンが対戦する大会が開催されるのは初めて。

 粂原さんは「インターナショナル小倉百人一首かるたフェスティバルは、競技かるたを広く知ってもらえる大変素晴らしい取り組みだと思う。老若男女はもちろん、国や地域も超えて戦え、また日本文化の発信としても魅力的なスポーツなので、新たな気持ちでこの1年、名人の名に恥じることのないよう、かるたの普及に努めていきたい。海外選手は言語の発音の違いから、競技かるたでは有利な面もある。いつか海外から名人にチャレンジする選手が出てくることを楽しみにしている」と話す。

 同フェスティバルは5月23日に近江神宮で開会式が行われ、福井県あわら市、東京都文京区で大会が開催される。近江神宮では国地域別団体戦の「第3回おおつ光ルくん杯競技かるた世界大会」を23日に行う。

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