第一なぎさ公園(守山市今浜町)の約1万2000本の菜の花が見頃を迎えた。
琵琶湖岸の約4000平方メートルの公園内に夏はヒマワリ、冬は菜の花を植え、守山市シルバー人材センターが管理をしている。見頃を迎えたのは「カンザキハナナ」という寒咲きの菜の花で、10月に種をまき、1月中旬から咲き始める。対岸の比良山系の山々に雪が積もる風景は「比良の暮雪(ぼせつ)」と呼ばれ、近江八景の一つに数えられている。
管理スタッフは「例年は対岸の山に雪が積もり、菜の花の黄色と白い山々のコントラストが美しいが、今年は暖冬で山に雪が積もったのは2回だけ。朝だけ積もって、すぐに溶けてしまった。山に雪がないのはさみしいが、菜の花の上に雪が積もらないので今年は真っすぐきれいに咲いている」と話す。
菜の花の見頃は2月末まで。2月1日・2日は守山市の伝統野菜「守山矢島かぶら」のおでんや地元の野菜を使ったスープなどを提供するキッチンカーが出店。問い合わせは守山市観光物産協会(TEL 077-582-1266)まで。