野洲市の地場野菜「吉川ゴボウ」と「兵主カブ」を使ったメニューを提供する「野洲のええもんまるかじりMonth」が2月1日、市内9店舗で始まった。野洲市の地産地消を推進する団体「おいで野洲まるかじり協議会」主催。
ワンプレートランチ「たたきゴボウのワイン煮」(1,200円)キッチンピュア(野洲市市三宅)で提供
野洲市吉川で採れる食物繊維が豊富でアクの少ない「吉川ゴボウ」と、種が途絶えた伝統野菜を兵主大社(野洲市五条)の宮司が復活させた「兵主カブ」を広めたいと同協議会が2019(平成31)年2月に初開催した。鮨雅(すしまさ、野洲市北野)では「吉川ゴボウと穴子の太巻」(1,000円)、「兵主カブのサバ棒寿し」(1,500円)、カフェダイニングLOOP(市三宅)では「吉川ゴボウのきんぴらパスタ」「兵主カブのみそクリームパスタ」(以上1,200円)」、すまいるキッチン(小篠原)では「吉川ゴボウ入り牛すじ煮込み」「兵主カブとトリテリのミルフィーユ」(以上480円)」を提供。すまいる市(小篠原)では吉川ゴボウと兵主カブを販売する。
同協議会の藤岡いづみさんは「昨年開催して、初めて吉川ゴボウを知ったという声や、家庭で料理するときの参考になったという声を頂いた。農産物や農家さんのPRになってよかった」と話し、「多くの人に野洲市の農産物に関心を持って、おいしさを知ってもらいたい」と呼び掛ける。
「イベント後も飲食店と農家さんがつながり、地産地消が継続できる仕組みを作りたい。野洲で採れた農産物が新鮮なうちに近くの飲食店で食べられる。そんなお店が増えるのが理想」とも。
3店舗で対象商品を注文すると抽選で食事券が進呈されるスタンプラリーや、写真を撮ってインスタグラムに投稿するフォトコンテストも開く。
今月29日まで。