「る川割烹(かっぽう)りよう理」(大津市大萱)がテークアウトの販売を強化している。
滋賀の食材を使った日本料理を提供する同店は、2011(平成23)年12月にオープン。オーナーの古川満さんは地元の漁師や猟師と共に琵琶湖や山で食材を採り、信楽焼の食器も自ら作る。運営が軌道に乗ってきた2014(平成26)年に静脈奇形くも膜下出血を発症。古川さんは「病に倒れ一度ふ抜けになった私を、家族や仲間たち、料理への情熱が再びよみがえらせてくれた。ひいきにしてくださるお客さま、これまで支えてくれた妻やスタッフに感謝を込めて、食を通じて、恩返ししたい」と話す。
新型コロナウイルスの影響で外出を控える人が増える中、「このような大変な時期に小さな料理屋ができることは料理しかない」と、うなぎ弁当(2,500円)をテークアウトで提供。「うなぎ弁当で皆さんに元気を届けられたら」と話す。
営業時間は12時~15時(水曜・木曜・金曜のみ)、17時~22時30分。日曜定休。うなぎ弁当は予約制。予約は電話またはインスタグラムのダイレクトメッセージで受け付ける。