滋賀県は4月8日、県立中学・高校、特別支援学校の4月13日からの休校を発表した。期間は5月6日まで。

　三日月大造滋賀県知事は「県民の皆様へメッセージ」として動画を配信。新型コロナウイルス感染拡大で緊急事態宣言が出され、県内での感染者が8日時点で26人となり、感染経路が不明な人が一定数いることを受け「今一度行動を見直し、変えていこう」と県民へ訴えた。県立学校の休校については「せっかく学校が再開されたのにと思う児童、生徒の方には申し訳ないが、感染して病院にかかるとお医者さんや看護師さん、社会全体が大変なことになる。防ぐために協力していただきたい」と子どもたちへ伝えた。「家や地域で学ぶ機会をどうしたらいいか一緒に考えていきたい。特別支援学校でのトレーニングや治療も個別で対応する」と話した。

　また、「大人が行動を変えることがもっと重要。通院、通勤、生活物資を買うための買い物以外の外出については控えてほしい。どうしても仕事に行かなくてはいけない場合も、時差通勤や、家でのテレワークにもチャレンジしてほしい」と訴えた。

　市町立の小中学校については、各市町の判断に任せるとした。4月9日現在、県内19市町で休校を発表しているのは15市町。休校期間は大津市＝13日～5月6日、草津市＝10日～19日、栗東市＝9日～19日、守山市＝10日～23日、甲賀市＝8日～19日、近江八幡市＝9日～20日、東近江市＝9日～20日、高島市＝11日～5月6日、長浜市＝9日～期間未定、日野町＝13日～19日、竜王町＝10日～19日、愛荘町＝11日～5月6日、豊郷町＝13日～5月6日、甲良町＝13日～5月6日、多賀町＝14日～5月6日。

　以下の3市も休校を発表し、米原市を除く18市町が小中学校を休校することとなった。野洲市＝14日～5月6日、湖南市＝11日～5月6日、彦根市＝10日～26日。（4月10日追記）