守山市内の飲食店救済プロジェクト「みらチケ」が5月7日、始まった。
新型コロナウイルスの影響で多くの飲食店が短縮営業や臨時休業をしている中、「このままでは市内の飲食店がなくなってしまう」と危惧した守山夏まつり実行委員会が中心となって始めた。
参加店舗の中から応援したい飲食店を選び寄付をすると、その店舗で使用できる食事券「みらチケ」を進呈する。食事券は寄付金額に10%を上乗せした金額になる。店舗を指名しない参加店舗全体への寄付も受け付ける。15日の時点で378万2,000円の寄付が集まった。現在61店舗が参加しているが、5月29日まで参加店舗を募集している。
みらチケ守山実行委員長の今井貴善さんは「寄付をした人からは、『地元の祭りの時に飲食店から力添えを頂いたので、恩返しがしたい』『故郷の守山市を応援する』など、温かいメッセージを頂いている。飲食店主に現金と元気を届けることで、新型コロナウイルスに負けない強い気持ちになってもらいたい。われわれのような中間支援組織やイベントの実行委員会、まちづくり団体が飲食店支援に取り組むというのは珍しいが、多くの支援を頂いて感謝している。この重大局面を乗り越えられるかどうかは、一人一人の行動が重要。私たちができることをいま一度考え、一致団結し、乗り越えていきたい」と話す。
寄付はホームページの申し込みフォーム、ファクスまたはメールで受け付ける。7月29日まで。