草津青年会議所が「草津テイクアウト・宅配グルメマップ」を発行し、サイトをオープンして1カ月がたった。
「新型コロナウイルスの影響を受けている飲食店の支援になれば」とマップの発行を決め、4月22日から草津市役所、草津市観光案内所や各店舗で配布を始めた。会議所の理事長中島吉浩(よしひろ)さんは「作ると決めてから2週間足らずで、いろいろな方のご協力を得て発行できた。情報の拡散や利用層に偏りがあると思い、紙媒体でのマップ発行にこだわった。紙媒体に関しては募集期間を短期間に設定し、その期間で賛同いただけた飲食店を掲載した紙のマップへ載せ、それ以降に賛同いただけた飲食店はウェブサイトに掲載している。現在も掲載依頼があるので、掲載店を増やす予定」と話す。
現在は草津駅、南草津駅周辺を中心に42店を掲載している。
掲載店のイタリア料理店「トラットリア デラ・メーラ」(草津市西大路町)のゼネラルマネジャー浅野昌弘さんは「宴会利用が多い店なので、新型コロナウイルスの影響を大きく受けている。今は店頭にワゴンを出してテークアウト商品のみを販売している。緊急事態宣言が解除されても、客足はまだ戻って来ない。6月1日から通常営業をする予定だが、テークアウトは続けていく」と話す。
中島さんは「行ったことがない店も、一度テークアウトで利用してみてほしい。気に入った店があったら、事態が落ち着いた後に店で料理を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。